2007年08月24日00時25分 厚生労働省が23日発表した介護給付費実態調査によると、06年度の介護保険サービスの利用者数は429万5000人で前年度を10万2000人下回り、00年度の制度開始以来、初めて利用者が減った。06年4月から軽度者への福祉用具の貸与を制限したことなどが原因。利用者負担を含む介護費用も前年度より1233億円少ない6兆1724億円となり、初めて減少した。
利用者数の内訳は、要介護度の悪化を防ぐための介護予防サービスが80万2000人、介護サービスが410万4000人(それぞれ両サービスの重複分を含む)。1人あたりの利用額は07年4月審査分が月額14万8900円で、前年同月に比べて3600円増えた。