
つたわることば
by sato_ignis
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皇御國のもののふは 生きては建てよ勳しを
死して殘せ芳しき 名を萬代の末までも
月雪花と戲れて 囘天旋地の大業を
立てし例しは荒波の 東西古今みな一徹(ひとつ)
請ふ見よ豐臣秀吉は 矢矧の橋に霜深く
結びし夢は如何にぞや また見よ佛蘭西ナポレオン
コルシカ島の島風に 破れし窻を春の雨
かかる果敢なき賤の男の 千軍萬馬の將となり
アルプス山の麓より 地中の海の底までも
靡かぬものはアラビヤの 駒は嘶く巴里城
旗はひらめく玄海や 灘より深き大君の
惠みは千草 故鄕の 家路をあとに身は一つ
心の駒に鞭打ちて 胸に綱手を鳥が啼く
東の空は花曇 雪か霞か五月雨の
國府の臺に聳えたる 學びの窻に入相の
鐘を筑波の山颪 吹き下ろしたる白雪の
練兵場は肅として 世は一面の銀世界
肌えを破る寒さをも 笑ふて忍ぶますらをの
心如何にと人問はば 請ふ見よ寒の梅花(うめ)一枝
綻び初めて咲き匂ふ 彌生の春も今日と過ぎ
昨日と往きて夏の日の 照らし輝く炎熱に
玉なす汗は立田川 唐紅に水くゝる
紅葉も秋と習志野の 原に暫しの露宿り
草を衾に假りの夢 結ぶ暇さへ あらがねの
陸路(くがじ)遙けき長途軍 攻めつ破りつ守りつゝ
響く砲聲 萬雷の 煙の中に三百里
歸れば雲間に巍峨として われを迎ふる芙蓉峰
明治二十年頃
by sato_ignis
| 2006-09-13 00:17
| 音楽
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