
つたわることば
by sato_ignis
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農に生まれて農に生き 土に親しみ土に死す
土の香りに抱かれつ 汗と膏に生きるなる
我生活の悲壮なれ 我らが生命は腕と足
我故郷は秀麗の 春をつげなん時なるに
高き理想も胸に秘め 暫し眺むる桃の丘
陽は早や落ちて畑暗し 可憐や迎うる児の笑顔
南海遥に焦したる 陽かまた余波か知らねども
苦しき真夏のその中も 雄図は尚も火と燃えて
努力を尽して草を取る 夢むさぼるは誰が児ぞや
曙白く星清く 鍬を片手に畦づたい
今日より寒き秋なるに ひびしもやけは血走りて
皮相の風は地に狂う さはあれ休むも儘ならぬ
努力によりて作りたる 血涙こもる収穫は
努力の二字に幻滅の 悲哀のそれも何かある
遊び疲るるそれよりも 辛苦を知らぬは誰が子ぞや
正義の道に血は煙り 自由の矛に勇みたつ
賤が伏屋の軒端には 泣ける児供を背に負いて
けなげに妻は稼げども あわれや糧もままならぬ
かくも働らきかく努め 日一日と衰退す
我生活を如何にせん 破れずぼんに破れ足袋
噫今我等起たずんば 混沌の世を如何にせん
噫今我等起たずんば 混沌の世を如何にせん
我等理想の大国家 理想の国を希う
正を称えて邪をはいし 紅き血潮を何かせん
cf. 旧「農民歌」 杉山元治郎
ああ鋤鍬を友として 生きとし生ける農民は
この世の糧の生産者 寒暑いとわず野に出でて
働く我等の地と汗を 搾りて生くるは何奴ぞ
by sato_ignis
| 2005-11-17 01:27
| 音楽
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