
つたわることば
by sato_ignis
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しばらくぶりの ふるさとは
おおきな街に すがたをかえていた からだをゆすって 走ってた 路面電車は いまはもういない
かなしみこらえ たたずんで すきだったひと ながくみおくった うしろすがたに にあってた あの海辺の道 いまは車の道
でも海は まだいきていた いつも勇気を くれた海だった そらの星は むかしのまま 指先に ふれるほどちかくに
いつからだろう 父は小言の たったひとつも やめてしまっていた いつからだろう 母がくちびるに さすべにを やめてしまったのは
ながいきしてねの ひとことさえも てれくさく言えず 明日は出てゆく日 戻っちゃだめと 自分に言った 切り捨てたはずの ふるさとだから
都会に海が 見えないから ひとはぼくを 笑いものにする 都会の星は とても遠いから ひとはぼくを 夢みる馬鹿と言う
いつだって 真剣に ぼくは生きて きたはずだけど でもいつも そこには 孤独だけが 残されていた
沈む夕陽は とめられないけど それでもぼくは 追いかけてゆく 沈む夕陽を 追いかけて 死ぬまでぼくは 追いかけてゆく
追いかけて 追いかけて 死ぬまでぼくは 追いかけてゆく 追いかけて 追いかけて 死ぬまでぼくは 追いかけてゆく
追いかけて 追いかけて 死ぬまでぼくは 追いかけてゆく 追いかけて 追いかけて
by sato_ignis
| 2023-08-23 00:46
| 詩
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