- 私しゃ真室川の梅の花 コーオリャ
あなたまたこのまちの鶯よ (ハァコリャコリャ)
花の咲くのを待ちかねて コーオリャ
蕾のうちから通って来る (ハァドントコイドントコイ)
- 蕾のうちから通っては見たが コーオリャ
ひらかぬ花とて気がもめる (ハァコリャコリャ)
早く時節が来たならば コーオリャ
一枝ぐらいは折ってみたい (ハァドントコイドントコイ)
- 夢を見た夢を見た夢を見た コーオリャ
あなたと添うとこ夢を見た (ハァコリャコリャ)
三三九度の盃を コーオリャ
いただくところで目がさめた (ハァドントコイドントコイ)
- 真室川よいとこ新庄を受けて コーオリャ
娘また美人で唄どころ (ハァコリャコリャ)
のぼりくだりにちょいと足とめて コーオリャ
聞いてまたお帰りこの音頭 (ハァドントコイドントコイ)
- 裏からまわれば垣根コあるし コーオリャ
表からまわれば犬吠える (ハァコリャコリャ)
なくな騒ぐな泥棒じゃないよ コーオリャ
この家娘さんにちょいと用がある (ハァドントコイドントコイ)
- 貴方は御殿の八重桜 コーオリャ
私しゃまた垣根の朝顔よ (ハァコリャコリャ)
いくらほどよく咲いたとて コーオリャ
御殿の桜にゃおよばない (ハァドントコイドントコイ)
- 山を越え山を越えはるばると コーオリャ
真室川見たさに国を出た (ハァコリャコリャ)
深山育ちの百合の花 コーオリャ
そっとまた手折れば香にまよう (ハァドントコイドントコイ)
- あちらは神室かしぐれが通る コーオリャ
心またぬれよか虹の橋 (ハァコリャコリャ)
せめて七色消えないうちに コーオリャ
主とまた越えよか秋山を (ハァドントコイドントコイ)
- 男伊達なら三国一と コーオリャ
度胸またためすか泡の滝 (ハァコリャコリャ)
さっとしぶきに黒肌投げりゃ コーオリャ
頬をまた染めるか虹つつじ (ハァドントコイドントコイ)
- 炭と木材山ほど積んで コーオリャ
白いまたお米の膝枕 (ハァコリャコリャ)
なんの都路千里の果ても コーオリャ
一夜また明ければ笑い顔 (ハァドントコイドントコイ)
- 向こうから来るのは自動車が三台 コーオリャ
前はまた大黒中恵美須 (ハァコリャコリャ)
あとの車に宝を積んで コーオリャ
名ざして来るのはこの家方 (ハァドントコイドントコイ)
- 今日は日もよい天気も良いし コーオリャ
恵美須また大黒浜遊び (ハァコリャコリャ)
大鯛小鯛を釣り上げて コーオリャ
釣り竿かついで踊りだす (ハァドントコイドントコイ)
- 富士の山ほど評判されて コーオリャ
笹のまた露ほど思われて (ハァコリャコリャ)
話ぐらいはしたかも知れぬ コーオリャ
いまだに添い寝はしたことねぇ (ハァドントコイドントコイ)
cf. http://www.yume-net.org/docs/2018120300403/