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制作 出光興産株式会社
監督 小野田嘉幹 脚本 菊島隆三 撮影 森隆吉 士魂商才の額(水島銕也 愛庵) 三菱鉱山金田炭鉱庶務課長 郷古潔(山崎努) 「(東洋経済を拾って)これ、、、あーどうも、こら失敬」「何か」「購買は二階ですがね。どうです、私の部屋で服を乾かして行きませんか。」 「コウバイト ハナシツイタ アス ハツチユウノヨテイ オイデ コウ ゴウコ」 日田重太郎(島田省吾) 「アス10ジ トウキシヨニ オイデ コウ ヒダ」 「あの金はもともと君にあげたんやから、どない使おうと君の勝手だ。」「君は、靴を何足はきつぶしたかね。筑豊の炭鉱はほとんど全部、歩いたといったね。君はやれるだけのことはやったんだ。たとえ油は売れんでも、後悔しちゃいかんよ。」「それくらいの苦労で、泣き言を言うやつがあるか。」「ま、食べながらゆっくり考えるとしようじゃないか。うまい。さすが下関のふぐだ。ん、遠慮せんと食べたまえ。」(そっと遠慮がちにひとはしの半分つける佐三。)「ところで君、大里の日本製粉を知っとるかね」「ま、そのへんからてづるを求めたら何とかならんかな。考えてみたまえ」「ああ、うまい。灯台もとくらしということがある」「ま、くよくよせんと、どんどん食べるこっちゃ」(はい、と希望にみちた笑顔で、野菜をほおばる佐三。)明治紡績戸畑工場社長 安川清三郎(辰巳柳太郎) 「出光商会?」「ああ、おかけ」「大丈夫!見かけより丈夫にできとるで。小学校の払い下げでな」(はあ、しかし、こういう椅子をお使いになってるなんて、たいしたもんですね)「たいしたもんて(ジロリ)」(工場は機械が主役です。おそらく、こういうものを節約された分、優秀な機械が設備されてるんじゃないですか)「なるほど(ニヤリ。いきおいよくキセルをはたき、黙って廊下に出る)」「あー岡田くん。主務に、出光という男がな、油売りに来とるからおうてやってくれ」(出光?社長のお知り合いですか)「知らん。なかなか面白いことをいう男でな。おうてやってくれ」(は。)「なんとか、面倒みてやってくれー!」 「(廊下、眼鏡を外していて気づかず、振り返って)あー君君!(満面の笑顔で、出光より深々と)」 明治紡績戸畑工場技師長 岡田音次郎(滝田裕介) (あ、さっきそこに座ってた人が、)「ああ、社長ですか」(ええ⁈ あの人は安川さんですか!ぼくはまた、、、)「ははははは、おお、これですね」(マシン油もエンジンオイルも、品質は極上のものでして)「いや油は、品質の良し悪しの他に、機械とうまくなじむかどうかってことが重要でしてねえ」(機械になじむ、、、)「はははは、紡績工場は初めてですね。」(はあ。)「百聞は一見にしかずですよ、機械を見て研究しませんか」 山神組 白石庸次郎(露口茂) (白石さん、お客さんばい、さ、どうぞ)「よおお!出光さんか。さ、どうぞ。いつも話をしてる出光さんだ。」(よろしく。全員一礼)「林、細川、山村、浅井、みんな水産講習所出身で、山神組の発動機漁船にのっておるんです」「学校出は学校出で、きっと話があうよ。まずいっぱい」「あなたますのに、服なんか脱いだらどうですか」(まったくですね、これじゃ話も通じない、はは。もろ肌脱ぐと拍手、茶碗酒)「我々の当面の問題は、朝鮮近海に出動している漁船から買った魚を、鮮度の落ちないように持ってくる方法と、その経費ですわ」「日本人のタンパク資源を大量に共有することは、我々に課せられた使命です」「(どうぞ)おーきたきた。やってみてください、今朝水揚げした、朝鮮近海の鯖です」(ほー。じゃ、遠慮なくいただきます。(ひとはし)んー、うまい、こりゃうまい!こんなうまい鯖は初めてですよ。こんなうまい魚を、みんなに食わせてやらなきゃ。ね!) 【佐三は、時のたつのも忘れて、若い水産技術者たちと話し合った。彼らの、仕事に対する純粋な情熱や、旺盛な研究心に共鳴した佐三は、次々と新しい提案をした。佐三は、水産技術者たちと直接討論研究することによって、彼らが何を望み、いかなる方向に向かって仕事をしているかを知ったのである】 出光佐三(木村功) 「船酔いがおそろしゅうて大陸に渡れるか。心配するな」 南満洲鉄道用度課主任 中島(近藤洋介) 「みすみす高い外油を買っておられる現状を、私はだまってみておれんのです。日本人が経営するこの満鉄で アメリカや、英国の石油業者が、暴利をむさぼっておると思うと、私は内地でじっとしておれん気持ちなんです」 (出光さん、この見積書の金額、間違いじゃないでしょうね。(といいますと?)一石の値段が十八円となってますが。満鉄がスタンダード石油から買っおるのは、三六円なんです)「ええ。私はその半値の十八円とみつもったんで、間違いじゃありません。」(瞠目)「スタンダードが三六円なら、出光は三十円とだしてでも買ってもらえるでしょう。しかし、私は、外油の値段に、便乗して、得をしようとは思わんのです。適当な利益さえいただければいい。日本の油が外油と対等の評価をうけて、満鉄でどんどん使ってもらえれば、それでいいんです。」(むー、、、あなたのような商人にあったのは初めてですよ)「中島さん、金儲けだけのためなら、満洲くんだりまできちゃおりませんよ」(中島、莞爾として煙草を差し出す) 【時に、大正三年。出光佐三は若干二八歳であった。】 出光雄平(南原宏治) 「千両役者は、出が大切じゃよ。(え?)電報にはオイデコウと書いてあるぞ。満鉄はお前の出入りをさしとめるとまでいうて、脅しをかけたんじゃ。それが今ではオイデコウじゃ。ちいっとばかり貫禄つけて、いってやれい」 出光佐三(木村功) 「君ら、あきんどの使命というものを本気で考えたことあるか。ーーー消費者を忘れて、同業者への転売で、品物だけを動かして利鞘を稼げば、そら簡単に金は儲かる。しかしそんな相手は、永遠の得意先にはならん。第一それでは、出光は、消費者の事業とは直結せん。消費者に、安心して出光の油を使ってもらい、事業の繁栄に協力するところまで進まなければ、あきんどというものの地位はあがらんのだ。ーーーだがそんなとき、俺を励ましてくれたのは、あの絵だ。中学時代、親父にねだって買ってもらった、仙崖和尚の絵だ。あの布袋さんの指差すところ、迷わず、指差すところへすすむ、そういう教えなんだ。出光の目的はこれだ。出光商会は、この精神を貫くぞ。いいか、出光におるかぎり、一生金で苦労すると思え。その苦労がいやなら、出光を去れ。出光の資本は、金じゃなくて人間なんだ。困難を克服して、出光商会の精神を実現できる人間なんだ。それにあたいせんと思うものは、他の道を選べ」 二十三銀行 久保寺支店長(宇津井健) 「そういう考え方も、あなたの理想主義の影響、おおいにありだったんですよ」「本当に、あなたには出光の苦境を、どれくらい救っていただいたか。心からお礼を、、、(一礼)」「いやいや、こちらこそ、気持ちのいい取引をさしていただいて(一礼)」「日銀の支店長も言ってました。出光は、ほかの商人とちがっている。大きな目標をもって働かねば、到底ああはできるもんじゃないと」「お褒めに預かって恐縮です。うちは、店員が宝です。人材主義が、どうやら、実りかけてきたおかげでしょう」(む、と深く頷く) 出光佐三(木村功) 「昨年以来の経済恐慌の折、多くの大会社、大商店が倒産の悲運にあいました。ところが、これらの主宰者は、異口同音に、幹部に人材がなかった、と言っております。言い換えれば、優れた人材さえあったならば、この難局は、のりきれたということです。人材養成の出光にとって、これは何よりの教訓となったのです。人材養成本位でいけ、金の奴隷になるな、仕事をたのしめ。諸君は、日頃の出光の主張を、身をもって、築き上げてくれたのです。すなわち、開店十年にして、出光の基礎は固まったといえるのです。しかし、これはあくまでも基礎であります。次なる収穫は、けして近くはない。いや、遠い獲物を目的とすればこそ、近きたのしみを望んではならない。どうか、倦まず弛まず、自信をもって、前進してもらいたいと思います」
by sato_ignis
| 2021-06-19 22:18
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