
「嘉手苅林昌/嘉手苅林昌 唄と語り」
「なんくるムービー あじまぁのウタ」
浪人時代「
琉球フェスティバル’91語やびら島うた、ふたたび」で嘉手苅林昌を知る。(本CD“竹中労・別れの音楽会”との由。竹中労もこれで知る。)祖父が臨終の際にはここから「六調」を耳元に捧げたから私には想いのある一枚である。「白雲節」に吸い込まれ当然のように私の嘉手苅狂がはじまる。噫、一度でいい直にそのウタを聴きたかった。
白雲節:しらくむぶし
白雲ぬ如に見ゆるあぬ島に:しらくむぬぐとに みゆるあぬしまに
翔び渡てみ欲さ羽ぬ有とて:とびわたてみぶさ はにぬあとて
我が思る無蔵や白雲ぬ如に:わがうむるんぞや しらくむぬぐとに
見ゆるあぬ島ぬなひん彼処:みゆるあぬしまぬ なひんあがた
我がや思尽すだきに思ゆしが:わがやうみちくす だきにおもゆしが
渡海ゆ離みりば自由ねならん:とけゆひじゃみりば じゆねならん
たとい渡海離み離りやいうてん:たといとけひじゃみ はなりやいうてん
白雲に乗して思い知らさ:しらくむにぬして うむいしらさ
双羽うし連れて飛ぶ浜千鳥:ふたふぁうしちれて とぶはまちどり
戯りて遊ぶ夫婦千鳥:たわむりてあしぶ みいどちどり
一人淋々と眺む白雲ん:ひちゅいさびさびと ながむしらくむん
無蔵姿なとて忘りかにさ:んぞしがたなとて わしりかにさ
飛び鳥ぬ如に自由に翔ばりてれ:とびといぬぐとに じゆにとばりてれ
毎夜行じ行逢て語れすしが:めゆるいぢいちゃて かたれすしが
たとい世ぬ中ぬ変わて行ちゅるとん:たといゆぬなかぬ かわていちゅるとん
二人が真心や変わて呉いるな:たいやまぐくるや かわてくいるな