第十回 村上武氏(協和コンサルタンツ[2008/07/06当時])
テーマ:「幸せの基準とは 〜あなたの考える,幸せの方程式を作ってください」
茶話会に参加してくれた皆さん
不慣れな話を、熱心に聞いてくれてありがとうございました。
「熱心に話を聞いてもらえる」ということだけで、本当に充実した気持ちになりました。
「幸せの方程式」というのを皆に作ってもらいましたが、想像していたよりも多様で驚かされました。
それだけ人の価値観が多様で、しかも日々変化するため、たまに棚卸しが必要なのかなと感じます。
考えてみると、私のような途上国開発のために働く人間や、戦場カメラマンが現地で亡くなると(最近のペシャワール会の方の事件もありましたが)、「危険を顧みず人々のために犠牲になった」という半ば英雄視した報道がされます。
しかし、当人にとっては「他人から感謝されたい」という欲望が、「金銭欲」や「安定
して暮らしたいという欲望」より大きいだけで、自分の勝手な欲望に沿って行動していることは他の人と大差は無いと思います。
ただ「何が自分にとって気持ちいいか=幸福か」ということについては、より深く考えていると言えるかもしれないですね。
明日から1年間のイギリス留学に出発するのですが、留学中虫歯になると治療がやっかい
なので、歯の治療を受けていて、ここ3週間程で親知らずを立て続けに3本抜きました。
こじらすと熱が出たりして辛いと聞くので、治療中は祈るような気持ちで治療台に乗っていました。
当然命に何の影響も無いのだけど、的確に対処してくれている50歳位の歯科医が、既に
半分神様みたいに見えてきて、改めて医者のありがたさと責任の重さを感じました。
大学試験の結果がどうなるかわからないけれど、この責任感に立ち向かおうという意欲を持っているだけで私は君たちを尊敬します。
ぜひ、悔いの無い時間を過ごしてください。
村上 武士
cf. 2008年〜イグニス茶話会
http://ignis.exblog.jp/i11/