
第九回 横山晃氏(東京医科大学6年[2008/06/24当時])
テーマ:「医学生から見たお医者さん」
まず「医者は特別ではない」ということ。
どんな仕事だって、やってみなきゃ分からないことばかりだし、
人生をかけなきゃならないし、一筋縄ではない。それは医者だから、
ということでは無いと思います。皆さん、医者を特別視し過ぎてませんか?
そして「医者は特殊だ」ということ。
それは医者の職業像が、医者以外の人達から求められているという点です。だからある程度リクエストに応えなきゃならない。その最低限度の水準の
ことを僕は「ある程度の人間性と技術」という風にお話した次第です。
皆さんは医者というものについて色々とイメージをお持ちだと思いますけど、一口に医者って言っても色々といるなぁと僕は日々感じます。だから皆さんはもう少し医者をドライに考えてもいいのではと思います。そしてその「色々」の中に入るための最低水準をクリアするために、僕も皆さんも日夜勉強している。そういう立場を冷静に考えて「真剣な一瞬」を積み重ね
られれば目の前は広がっていくのではと僭越ながら思っています。
医者の一歩手前の横山より
cf. 2008年〜イグニス茶話会
http://ignis.exblog.jp/i11/