
ありがたいことに、図書館で除籍になった本を、区民は自由にいただいてよい。
中野区立中央図書館から、上野瞭「ひげよ、さらば」と寺村輝夫「ぼくは王さまー王さまばんざい」を抱えて帰る。
理論社はいい出版社だなあ。どちらも5年生(大学ではない)の時に夢中になったものだ。福田庄助、和歌山静子の絵がいい。さっそく、『おしゃべりな たまごやき』を読む。クスリとわらったあと、ココロにチクリとやられるのがいい。児童文学は、鋭い。
本を読んでいると、やたらとウマそうな食べものに出くわすことがある。胸をときめかせた、おさないあこがれを思い出してみる。寺村輝夫「ぼくは王さま」のたまごやき。松谷みよ子「ももちゃんとプー」のあんずジャムをぬった厚切りのパン。ルース・スタイルス・ガネット「エルマーのぼうけん」の干したイチジク。舟崎克彦「ぽっぺん先生」のけんちん汁。大石真「チョコレート戦争」のラーメン。エーリヒ・ケストナー「飛ぶ教室」のマッツがかじるパン。ルーネル・ヨンソン「ビッケと空とぶバイキング船」のブルガリア王がたべる豚のあばら肉、ポリッジ、羊のカツレツ、ジャム。